「羅針盤」からネーミングされた「ラシーン」は、1994年から2000年まで生産されました。コンパクトなSUVとして、かわいい外観にたくさんのオプションで多くの人に愛された車です。セダンサニー(B14型)をベースとし、全グレードにフルオートフルタイム4WDシステムを採用した優れた車でした。
1997年1月 マイナーチェンジ
マイナーチェンジの大きな変更点は、外装ではフロントグリルのデザイン変更とフロントバンパー部のウインカーがホワイトランプ化されました。安全装備として全車にデュアルエアバッグ、ABSを標準で装着。また、フルタイム4WDシステム「アテーサ」を搭載する「ラシーンft(エフティ)」シリーズが追加設定されました。このft(エフティ)は"Farther Transport"=「より遠くへ移動する」の意味です。グレード構成はタイプIIIとB仕様が廃止され、1500cc車が「タイプI」、「タイプII」、「タイプS」、1800cc車が「ftタイプII」、「ftタイプ S」の合計5種類となりました。
1998年4月「ラシーンフォルザ」を追加設定。
丸目4灯ヘッドライト、オーバーフェンダー、専用ラジエーターグリル、専用前後バンパー等を装備したスポーティモデルの「ラシーンフォルザ」を発売しました。エンジンは1800ccモデルと同様に「アテーサ」を搭載していました。グレード設定は標準車の「フォルザ」とキーレスエントリー等が標準になる「フォルザSパッケージ」の2種類でした。